2023年 新年あけましたが、皆さまどうお過ごしでしょうか。
令和4年12月28日(水)~令和5年2月2日(木)
府中のケヤキ並木通りと府中駅南口から歩いてすぐのスカイナードでは、『竹あかりで府中のお正月』という催しが行われています。
普通お正月の飾りつけと言えば、松が使われるんじゃないの?松が用いられない理由は?
それは府中に鎮座する大國魂神社の七不思議から由来しています。
昔小学校なので、学校の七不思議という怖い話とかありましたが、こういった怖い話では無く
大國魂神社にまつわる七不思議をご紹介します。
1. 大國魂神社の七不思議について
■御供田の苗
現在の東京競馬場の敷地内にかつて、神社の御供田があり、そこで “くらやみ祭” の翌日、5月6日にお田植え祭という神事が行われていました。この神事では裸の子供が田植えの終わった田で相撲をとるのが習わしでしたが、翌朝になると、相撲で荒らされた苗が不思議にも真っ直ぐに起き、また収穫時になると農民が持ち寄った各種の苗が、皆一斉に穂を出したと言う事です。
■樅の雫
これは、拝殿前にある樅の木から四季絶えることなく雨のように雫が降ってくると言う伝説です。
■大杉の根
昔、参道の両側には数十本の大杉が聳えていました。その杉の大木の根が、昔から参道に一本の姿も見せた事が無いという伝説です。
■境内の鳥類
近年まで神社の境内には、烏、鷲、鵜等の鳥類がたくさん生息していました。しかしこれらの鳥類は、本殿などの社殿に決して糞などを落とす事がなかったと言われています。
■矢竹の根
これは源頼朝が挙兵の際、関東の兵士を神社の前に集めて先勝を祈願したときに背負っていた箙(えびら)のうわ矢を抜き、奉納のためにさして根付いたと言われる拝殿の前にある矢竹の事で、既に幾歳月を過ぎた今日でも石囲いの外には竹の根が少しも出る事がないと言う伝説です。
■大銀杏の蜷貝(にながい)
本殿裏に樹齢およそ1000年と伝えられる銀杏の大木があります。この大銀杏の根元には、蜷貝が生息していて、産婦の乳がでないときに、この蜷貝をせんじて飲むと乳の出が良くなると言われました。近年は、手を合わせると産後の肥立ちがよくなると言われています。
■境内に松の木なし
境内には松の木が一本もなく、また植樹してもすぐに枯れてしまうといわれています。これは神様がまだ現世の神として散歩しているときの話です。大国様と八幡様が、「どうだい、大国さん、2人で武蔵野の野原に行こう」ということで出かけたものの暗くなっても宿が見当たりません。そのうち八幡様は「ここで待っていろ、俺が宿を捜してくる」と言って出かけましたが帰ってみえません。待ちぼうけをうけた大国様は、「まつはういものつらいもの」「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と言われたそうです。ここから、大國魂神社では「待つ」を「松」にたとえて、植物の松を嫌うようになったのだと言い、今でも境内には松の木は一本もなく、植えてもすぐに枯れてしまうと言われています。また府中では正月の門松にも松を使わない習慣が残っています。
そう、この最後の境内に松の木なしという話が府中が正月に松を用いない理由が由来しています。
結局ダジャレかよ。今も昔も共通しているのがおじさんはダジャレを使いたがる。それが神様であろうが、おじさんになれば誰しもがダジャレを使いたがる。
このダジャレのおかげで、府中市ではくらやみ祭や、門松・・・門竹には竹が使用されています。
酉の日の熊手にも竹が使用されていたりもしてます。
点灯時間は午後4時30から午後10時までとなっています。